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不動産屋やハウスメーカーが教えてくれない地盤の話

土地不動産

こんにちは、株式会社地盤屋です。

今回は、**家づくりのプロセスで意外とスルーされがちな“地盤の話”**について、地盤調査会社の視点からお話ししたいと思います。

「この土地いいですよ」…でも地盤の話、出ましたか?

不動産屋さんやハウスメーカーの営業トークで、こんな言葉を聞いたことありませんか?

  • 「南向きで日当たりも抜群です!」

  • 「駅から徒歩10分圏内!」

  • 「今なら値引きも可能です!」

確かに、それらは大事なポイント。

でも、その土地の“地盤”については何か説明されましたか?

意外なことに、地盤のことは後回し、あるいは全く触れられないまま契約が進むことがよくあります。


地盤が弱いとどうなるの?

地盤が弱いと、こんなリスクがあります。

  • 家が傾く(不同沈下)

  • 基礎にヒビが入る

  • 扉や窓がスムーズに開かなくなる

  • 将来の資産価値が下がる可能性も

しかも怖いのは、住み始めてから気づくケースが多いこと。

そして、修繕には高額な費用がかかることもあります。


「住宅保証があるから安心」とは限らない

最近の住宅には“地盤保証”がつくことが増えました。

これはとても良い制度ですが、実は…

  • 地盤改良を前提とした保証であることが多い

  • 保証の対象になる条件が意外と厳しい

  • 結局は地盤調査会社の報告書が元になっている

つまり、誰が調査するか・どういう調査をするか、誰が地盤の解析をするか、で保証の中身も変わるということです。


なぜ不動産屋やハウスメーカーは詳しく教えてくれないの?

正直に言うと、こんな理由があります。

  • 地盤が悪いと「売れにくくなる」

  • 改良が必要になると「コストが上がる」

  • 営業担当は「地盤の専門知識がない」場合が多い

もちろん、すべての業者さんが悪いわけではありません。

ただ、「聞かれなければ言わない」というスタンスの会社も少なくないのが現実です。


家を建てるなら、まず“地盤”を疑え!

家づくりの順序としては、

  1. 土地を選ぶ

  2. ハウスメーカーを選ぶ

  3. 間取りを決める

  4. 地盤調査をする

…となるのが一般的ですが、できれば土地を決める前に、地盤のことを知っておくべきです。

たとえば:

  • 古くから田んぼだった土地

  • 周囲より一段低い場所

  • ハザードマップで液状化リスクが高いエリア

こういった土地には地盤改良の可能性が高く、費用がかさむこともあります。


地盤のプロに相談しよう

もし今、土地を探している/買おうとしているなら、

一度、地盤調査のプロに「この土地、どうですか?」と聞いてみてください。

株式会社地盤屋では、

・土地購入前の簡易調査アドバイス

・近隣データからの地盤傾向チェック

なども行っています。

ハウスメーカーの話だけで判断せず、もう一歩踏み込んだ安心を。

それが、後悔しない家づくりの第一歩です。