中古住宅の売買や、建て替え・リフォームの現場で、
**最後に頭を抱えることが多いのが「擁壁」**ではないでしょうか。
契約が進み、解体や造成の段階に入ってから、
- 想定していなかった擁壁が出てきた
- 古い擁壁で、基準が分からない
- このまま使っていいのか判断できない
こうした場面、現場では決して珍しくありません。
擁壁は「誰が判断するのか」が曖昧…。

擁壁は構造物でありながら、建物ほど明確な検査基準がなく施工時期も不明なこと多く、写真や見た目だけでは良否判断が難しいという、非常にグレーな存在です。
その結果、
不動産屋さんは「説明責任」が不安…
工務店さんは「このまま工事していいのか」で悩む…
大工さんは「後で問題にならないか」が気になる…
と、立場ごとにリスクを抱えることになります。売買・工事の“途中”で問題になるのが一番つらい。

擁壁の問題が厄介なのは、売買や工事がかなり進んでから表面化することです。
- 契約後に擁壁指摘 → 取引が止まる
- 解体後に問題発覚 → 追加費用が発生
- 責任の所在が曖昧 → クレームに発展
こうなると、「誰のせいでもないけど、誰かが矢面に立つ」そんな状況になりがちです。
そこで活用されているのが、擁壁保証システムです。

これは、専門機関による擁壁調査、客観的な判定、条件を満たした擁壁への保証付与をセットにした仕組みです。
✔ 不動産屋さんにとっては
→ 説明責任の裏付けになる
✔ 工務店・大工さんにとっては
→ 工事判断の拠り所になる
✔ お施主様にとっては
→ 将来リスクを理解した上で選べる
**全員の立場を守る“ワンクッション”**として機能します。
「保証がある」こと自体が差別化になる

中古住宅市場や建て替え案件では、価格や立地だけでなく、
**“安心して任せられるか”**が重視される時代になっています。
擁壁についても、何となく大丈夫、ではなく調査・判定・保証まで用意している。という姿勢そのものが、他社との差別化になります。
「そこまで考えてくれている会社なんだ」そう感じてもらえる材料のひとつになります。
擁壁保証システムは、トラブルが起きてから使うものではありません。
物件を預かる前、売り出し前、建て替え計画の初期段階。
こうした**“まだ引き返せるタイミング”**でこそ、本来の価値を発揮します。
擁壁というグレーゾーンを、「感覚」や「経験」だけに頼らず、仕組みで整理する。
それが、中古住宅を扱う不動産屋さん、建て替えに関わる工務店さん・大工さんの”現場を守る選択肢”のひとつです。

株式会社地盤屋では、擁壁診断士2級のスタッフがいつでも擁壁や石積み等の相談を受けつけております。まずはご気軽にご相談ください。

